背中を合わせて【完】

やがて車が目的地に到着すると、零は驚きながらも喜んだ。



「圭が連れて行きたかったとこって学校?」


「ああ。また行きたいって言ってたからな。」


「ありがとう、圭。」



零が窓越しに高校を見つめていると、圭は車から降りた。



「ちょっと中歩こうぜ。」


「え?でも先輩が...。」



残された先輩の顔を見ると、計画を説明されていた先輩は笑顔で返した。



「行ってこいって。そんなこと出来んのも、圭がこの学校の生徒で居られる今だけだぜ。」