背中を合わせて【完】

「わ、私は...今でも零のゆ、夢を応援した、いよっ。」


私は今でも零の夢を応援したいよ。


でも、急に零が遠くに行っちゃうのはすごく悲しいの。


零と毎朝会いたいし、いろんなこと話したいし、もっと一緒にいたい。


だから夢は応援したいけど、正直行ってほしくない気持ちもあるの。


せっかく仲良くなれたんだから、まだまだそばに居たいよ。


また零が私の手を引いて、歩きたいよ。


だから...


行かないでっ。



どのくらいの時間を使って伝えたのかはわからない。


なんどつっかえたのかもわからない。


それでも、そんな聞き取りにくい未夜の話を零は静かに聞いててくれた。