背中を合わせて【完】

一気に静かになって、嵐が去った後の静けさみたいだ。



「3人は中学のタメで、黒髪の1人は年上の先輩なんだ。」


「そうなんだ。にぎやかな人たちだね。」



今日1日だけでも、零の友好関係の広さに驚かされた。



「これ冷めちゃうから早く食べよう!」



そう言って2人でたこ焼きと唐揚げ棒を食べる。


お腹も満たされて、帰りの電車が混む前に帰ることにした。


それでも電車の中は人がいっぱいで、零は未夜を人ごみから守るように向き合って会話を楽しむ。


零と過ごす時間はやっぱり楽しくて、あっという間に過ぎてしまった。



「家まで送るよ。」