背中を合わせて【完】

叫ばれた言葉と共に零に全速力で駆け寄って抱きつく女の子。


その勢いで零の身体はフェンスに当たってガシャンと音が鳴る。



「わっ!!」



突然の出来事に近くにいた未夜が驚いて1歩退いた。



「ちょっとちょっと!レイレイ生きてるー?」



その声はこっちに向かって歩いてくる女の子3人組から発せられた。


未夜はその中に見覚えのある女性が1人。


零の家に行く途中で声をかけてきたロングの黒髪の女性だ。


目が合って、未夜が小さく頭を下げると相手の女性も軽く頷いた。