背中を合わせて【完】

バーベキューのときには『みんな誘ってさ』と言ってくれたのに、今回は『俺と行かない?』という言葉。


つまりは、未夜と零の2人で行こうって誘われているんだと思う。



「とりあえず...親に聞いてみるね。」



別に親にお祭りに行くための許可なんて必要なかったけど、ちょっと考える時間が欲しかった。



「うん。今日のお礼も兼ねてなんか奢るし!」



そう楽しそうに笑う零を見て、ちょっと顔が火照った気がした。


視線を零から外して時計を見ると、8時半を過ぎていることに気がつく。



「そろそろ帰ろうかな。」