背中を合わせて【完】

しかもよく考えればもう9月。


お祭りも8月までしかやっていないだろうし、海ってお盆過ぎるとクラゲが出るから入っちゃいけないってよく聞く。


零が誘っているのは、来年の話だろうか。


黙り込む未夜に零は言葉を付け足した。



「9月でも、隣町では祭りがあるんだ。小さい祭りだけど屋台も出るし、一緒に行かない?」


「え...っとー...。」



日にちは聞いていないけど、お祭りなんだからきっと休日にやるだろう。


夏休み中していたバイトも短期でという話で、学校が始まってからは辞めたから未夜の予定は毎日何もない。


行けない用事なんてないのに、未夜の決断が遅いのには1つ理由があった。