背中を合わせて【完】

「髪結んだりしないの?」



未夜の髪は胸より下まで伸びている。


それでも、家で料理するときくらいしか髪は結ばなかった。



「私は前髪も長いから、縛ると似合わないもん。」



未夜の髪は前髪も長く伸ばされて、サイドの髪と同じくらい長い。


前髪を横に流していたりぱっつんにしていれば、縛っていても似合いそうだけど。



「長いからきっとポニーテールとかお団子とか似合いそうなのに。」



残念そうに言う零の言葉を背中で聞きながら、未夜は洗い物をすべて終わらせた。