背中を合わせて【完】

どれだけ零の普段の1日はバイト尽くしなんだろうと思いながら、未夜はふぅんと小さく返事した。


「熱って夜に上がったりするけど、大丈夫なの?」


「大丈夫。なんかもう身体楽だし。熱も下がったっぽいよ。」



なんて早い回復力。



(そんなに風邪って早く治るんだっけ?)



そんな疑問を頭の中で投げかけていると、零は未夜の顔にかかった髪をなぞるように触って肩の後ろにかけた。



「えっ...なにっ?」



未夜の洗い物をしていた手でついつい止まる。