背中を合わせて【完】

「別に寝てなかったわけじゃないからね!!さっき起きてメール見たからそろそろ帰ってくるかなって待ってたんだよ!」



必死な零の弁解。


未夜がやっと玄関の中へと足を踏み入れた。



「ちゃんと寝てたならいいよ。思ってたより体調善さそうでちょっとビックリしただけ。」


「未夜のおかげだよ。」



食材を冷蔵庫に入れるためにキッチンに目をやると、朝料理して使った食器が水切りかごの中に洗って置かれていた。



「洗い物なんて、そのままにしておけば私がやったのに。」


「いいのいいの。出来ることくらいはするよ。」