背中を合わせて【完】

学校に着いていつも通りに授業を受けていると、ポケットに入ったケータイが揺れる。


携帯を取り出して机の下でこっそりと見ると、零からのメールだった。


『俺もまた未夜の学校に行きたいなー★』


前に零が圭に連れられて教室に来たときには、未夜が学校から追い出したのに、零はまだ懲りてない様子。


『ちゃんと寝てるの?』


未夜はわざと話題をそらしてメールを送った。


送信完了を知らせる画面が表示されてから気がつく。



(零は高校に行ってないんだから、学校に行きたいって思う気持ちは自然なのかも。)



そんなことを考えていたら、すぐに零からの返信が来た。


『ちゃんと寝てたよー 邪魔しちゃ悪いからまた放課後メールしてね!』


連絡先を聞いてきた割には、零はこの2通しかメールしてこなかった。