背中を合わせて【完】

じゃぁまたーと言って来客は帰ったようだ。


零も部屋に戻ってきた。



「先輩、絶対に未夜がうちに泊まったと思ってるよ。」



そう言って人ごとのように零は笑った。



「せっかく来てくれたのに、帰らせちゃってよかったの?なんなら私が帰るのに。」


「たまーに、思い出したかのように顔出すんだよ。気にしなくていーの。」



零には多くの心配してくれる友達がいることを未夜は知った。


零はまたベッドに身体を投げ出す。


目をつぶっている零を見ると、今にでも寝息が聞こえてきそう。



「零さ、毎朝公園に来るの大変なんじゃないの?」