背中を合わせて【完】

ピンポーン


こんなにも早朝なのに、零の家にインターホンが鳴り響いた。



「誰だぁ?こんな朝っぱらから。」



だるそうに身体をベッドから起こして零は玄関に向かった。



「はいはーい。おはよー。どうしたの、香奈?あれ。先輩も!」


「さっき歩いてるの見かけたから。」


「よう!零。バーベキューの日以来だな。」



未夜がいる場所からは壁で玄関が見えないけど、女の人と男の人が零と話す声が聞こえる。


どうやら男の人は、バーベキューのときに車を出してくれた先輩らしい。



(私帰った方がよくない?)