背中を合わせて【完】

「ゆっくり寝た方がいいでしょ。」


「やーだ。そんなこと言うなら公園に戻ろう。」



零はすねたように未夜の方へ向かって歩く。


その方向の先には公園があるから。



「ちょっと!」



手を出して未夜が零の進行方向を阻止すると、零は素直に停まった。



「わかったから。零の家に6時までいるから、家に行こう。」


「はいはい。」



未夜の言葉を待っていたかのように素直に迂回する零。