背中を合わせて【完】

「いいよ、気にしないから。零が嫌じゃなければね。」


「俺は嫌じゃないよ。行こう。」



零が歩き出すのを確認して未夜も零の後を追った。


これで零の家に行くのは2回目。


零の家に行くことには戸惑いは感じなかった未夜だけど、零の家に向かって歩きながら1つの疑問が頭をよぎった。



(零は家に帰って休んで、私も自分の家に帰ればいいんじゃない?なにも疲れてるのに、零と一緒にいることないよね...。)



「零、私帰るよ。ちゃんと家に帰って休みなよ。」



未夜は歩いていた足を止めて零の背中に声をかけた。



「え?なんで?6時までうちにいればいいじゃん。」



零も足を止めて未夜の方へ振り返る。