背中を合わせて【完】

「つまり、芸能人は住む世界も違うし、直接話すこともままならないような遠い存在でしょ?だから、素敵な人だなって憧れたり気になったりはするけど、みんな身近で彼女とか彼氏とか作るもん。」



凛の言っていることは理解出来た。


例えどんなに熱狂な芸能人のファンの人でも、恋人がいたり結婚したりっていうのは普通だ。


誰にも内緒でギターをひきながら歌ってはいたけど、未夜は別に芸能人ではない。


そこが引っかかった。



「私芸能人じゃないけど...。」


「そうだけど、芸能人みたいにただ見守っていたいだけっていうことかなって思ったの。」