背中を合わせて【完】

もうなにを言っても聞かないだろうと諦めた。



「私自転車取りに行ってくるから、校門の前で待ってて。」



もたもたしてる圭と零を昇降口に置いて未夜は駐輪場に向かった。


自転車を押しながら校門を出ると、校門の外で門に背中を預けて座っている圭とその隣に立つ零。


明らかに柄悪く見えるその姿を見て、ため息が出た。



(ここじゃなくて、もうちょっと違うとこって言っとけばよかったなぁ。)



下校する生徒が、その様子を横目で見て避けて通っていく。


そんなことにも2人は気にする様子はない。