「ちょ、ちょっと笑いすぎじゃない!?
そんなにじゃないでしょ!!」
私がちょっと怒ったような口調で言うと、
「ゴメンゴメン」
と言ってゆっくり深呼吸をし、
「で、誰に告られたの?」
と、話を戻してきた。

「えっと…
タカヤって人に…」

「え?タカヤ?」
アユミは言葉を失っていた。

「そんなに驚く?」

「そっか…タカヤか…
もしかしたら明日から味方でいられないかも。
ごめんなさい…葵…」

そう言ってアユミは
電話を切ってしまった。