「光?
あたしね、光が好き。」

気づけばそんなことを言っていた。
自分でも驚くくらい真っ直ぐ。

恐る恐る光を見ると、
顔を赤くしていた。

「その言い方は、ずりぃよ…」

そう言って笑った。

そしてもう一度私を抱きしめ

「俺だって好きに決まってんだろ。」

と耳元で囁いた。
耳から熱くなっていくのが分かる。