「…い! あおい!」

ん?
どうやら寝ていたらしい…

辺りを見回すと、

「ひ…かる?」

そこにいたんだ。
私の光、希望になってくれた彼が。
小さい頃ずっと傍にいてくれた彼が。

またも私は泣いていた。
こんなに泣いたのはいつぶりだろうか。

「また泣かせちゃったなぁ」

そう言って光は、
私を優しく包み込み、頭を撫でてくれた。