パサッ
何かが落ちた。

それを見てみると
目を真っ赤にした私と
男の子の写真だった。

それを見た瞬間
いろんな記憶がよみがえった。

それは、
あの男の子が私にお話をしているところ。
しかもあの絵本のお話。

そして、ここあの場所に似てるよね
という会話。

葵の誕生日なのに
泣かせちゃってごめんな。
と、最後の日に言った彼の言葉。