机を見ると、

『助かってよかったね』と。

助けてくれたのはこの人…?
違うのかもしれない、けど

『ありがとう』

私はそう返していた。

そして、私はずっと思い出せない
何かを思い出し始めていた。

それは、あの女の子と男の子が
手を繋いでる絵が描いてあったから。