「あたし、その人に会いたい!」

「いつだか引っ越しちゃったのよ。
どこにいるのかしらねぇ…」

そんなぁ…
その人に会えば絶対何か分かるのに!

その日の夜、私はまた不思議な夢を見た。

私、お母さん、知らないおばさん、
おじさん…そして男の子。

私は泣きながらその男の子の服を
掴んでいた。