でも、その幸せは
そう長くは続かなかった。

デートに誘っても
片っ端から断られて、
話しかけても素っ気ない態度、
私はどんどん不安になっていった。
そんな私に追い打ちをかけるように
ショウの友達が私にこう言った。

「あのさ…
ショウはやめといたほうが
いいと思うよ?
あいつ、葵の見た目しか見てない。
可愛い彼女を作って、
自分の評価をあげたいだけ。
葵の悲しい顔見たくないんだ。」