カチャンという音が聞こえた。 もしかして…! ドアに手をかけると… ガラガラ 開いた!やった!でもどうして? 廊下に出て辺りを見回してみると、 男の子…あっあの人! あの人が開けてくれたんだ! 「あのっ」と声をかけたけど、 声は届かず行ってしまった。 なんとか授業に間に合った。 チッと舌打ちが聞こえたけど無視。 そんなことより、 あの男の子のことが 気になってしょうがない。