「よっ
 やっと見つけた。
 探したんだぞぉ。」

それはタカヤだった。

心のどこかで
朝会った男の子かもと期待して
タカヤだったことに
ガッカリしている自分がいた。
何この気持ち…?


「いつもここにいんのかよ?」
私は何も言わずにうなずいた。
「何があったの?」
私は首を横にふった。
「何もねぇことねぇだろ。
 言ってみろよ。」
私はまた首を横にふった後、
「私なら大丈夫だから!
 心配してくれてありがとう」と言った。
「ん~…
 まぁ話したくなったら
いつでも話聞くからな!」
「ありがとう♪」

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴ったので
私達は教室に戻った。