北原組の前に着き、なんの躊躇なしに思いっきり扉を蹴り破る。 ――バァン!! 中にはいるとすぐに分かる薬の匂いに顔をしかめた。 下っ端であろう組員の奴等が此方を睨んでくる。 全員気孔が開き目がイってる。 「誰だ!!」 「お前、此処が何処なのかわかってんのか?」 『別に名乗るほどの者じゃない。 ただ、潰しに来ただけだ』 声を低くしてあたしは言った。