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それからはというと、何時ものごとく蓮に家まで送ってもらった。





家に入ると自室へと向かう。

椅子に座りパソコンを開き早速、北原組について調べあげる。


静かな部屋にはカタカタとパソコンのキーを打つ音がひたすら響いていた。




『ふー』




ずっと集中していたからか、肩が物凄く凝った。


ふと時計を見ると、夜の11時だった。



―――そろそろ行くか。



クローゼットを開いて、黒のパーカーと黒のショーパンをとるとそれに着替える。

そして、カラコンとウィッグをとり元の紅色に戻る。



あたしは、静かに家を出ていった。