倉庫を出て、黒塗りの高級車に乗り込む。皆を乗せゆっくりと発進する車。 助手席に乗り込んだ巧が後ろに乗るあたしの方へ振り返る。 「詳しい事情は倉庫でゆっくり聞かせてね。 ――…美桜ちゃん?」 『…はい』 黒い笑みを浮かべながら言うもんだから反論なんて出来ず「はい」と言うしかない。 あれは本当に恐ろしい。回りが黒いオーラで包まれてるし。 それからはと言うと倉庫に着くまでは誰も口を開くことなく無言が続いた。