紅龍〜過去に囚われし少女〜




「…分かった」



まだ、イマイチ解らなそうな顔をしているが、多分そろそろ―…。



――ブォンブォン



ほら、バイクの音が聞こえる。

あれはきっと、銀狼だ。



『迎え来ちゃったね。銀狼の皆にはあたしが、どうにか説得しておく』


「…、」


『バックの組の事も任して。事が終わったら、また倉庫に来るから』


「…あぁ」


『それじゃあね』



驚きのあまり、呆然としている二人にひらりと手を振り、蓮たちが来るであろう一階へ向かう。