紅龍〜過去に囚われし少女〜




思ってたことを全て伝えると、二人とも苦虫を潰したような表情だった。



「すごい洞察力だな。あんたは一体何者なんだ?」


『さぁ』


「全く、姫さんには吃驚だよ。まさか全部当てられるなんて」



『改めて聞くけど、どうするの?』



あたしの正体なんてどうでもいい。あたしが聞きたいのは、これからどうするか、ということ。


それでも、何も答えない二人に段々、苛々が積もる。




『だから、あたしが言いたいのは、あんた達はこのままでい続けるのか、バックの組を潰すのか』



この二つの選択に二人は顔を合わせると、



「そりゃあ、バックの組を潰したいけどよ…」


「相手はヤクザだろ?俺達、暴走族が易々勝てる相手じゃ…」



と二人の情けない返答にため息をつく。