紅龍〜過去に囚われし少女〜




倉庫に入ってから感じた違和感は、下っ端の“視線”。



もし、薬をやっていたらあんなハッキリした目をしてないはずだ。

それに、あたしを威嚇するようにいや、明らかに敵意を感じるような。

強いて言えば、赤髪とチャラ男を守るような視線。





それと、一番の確信は、倉庫に薬の臭いなんて一切しなかったこと。






これが違和感の正体だ。




きっと悪い情報が回っているのには裏が関わっているに違いない。



これはあたしの勘だが、乱鬼は、なにかに脅えている。そんな感じがした。