紅龍〜過去に囚われし少女〜




「「は?」」



あたしの問い掛けに二人の声が見事シンクロする。



『で、どうするの?』


「ちょっと姫さん、何が言いたいか分かんないだけどー?」



意味がわからないというような表情のチャラ男。



『だって、あんた達は、本気で拉致しようなんて思ってないでしょ?』


「は、なんで…」



あたしの言葉に、混乱するチャラ男の代わりに赤髪が問い掛けてくる。



「なぜ、そう思う?」


「聞く意味ある?だって、あんた等本当は薬や汚いこと一つもやってないでしょう?」



フッと笑いながら答えたあたしをみて思いっきり目を見開く二人。
そう。あたしが悩んでた違和感はこの事だ。



「どうして…」


分かったのか。


「“目”だよ」