紅龍〜過去に囚われし少女〜




――キイィ


古く錆びた鉄の扉がなんとも不快な音をたてて開く。


巧と共に屋上へ入るとそこにはいつものメンバーが揃っていた。



「あっ、みぃちゃんだ〜!」



第一声が陽向だ。万円の笑みで此方へ来る姿はまるで子犬の様。可愛い!!


思わず抱き着きたくなる衝動をぐっと抑える。



「…おせぇ」



次に口を開いたのは蓮。煙草を吸いながら此方を見る、(いや睨んでいるのか)どうやら不機嫌な様だ。



『ごめん。寝坊した』





取り合えず謝っとこう。