紅龍〜過去に囚われし少女〜




―――――――――――――
――――――――――



風が気持ちいい。


やっぱバイクは最高だな。今度、実家にバイクでも取りに行こうかな。久しぶりに自分の乗りたいし。





「…家どこだ?」



そういえば、確か家の近くにコンビニがあった気がする。



『近くのコンビニまででいいよ』

「家、どこだ…」


『コンビニ』


「家」



本日二度目という言い合いをしばらくしていたが、きりがない。仕方なく、今回も、結局はあたしが折れることに。



『分かった、家までよろしく』



蓮はフッと笑うとバイクの速度を少し上げた―…。