紅龍〜過去に囚われし少女〜




倉庫の外に出ると、蓮が、既にバイクに跨がって待っていた。なんていうか絵になるね。


チラリと蓮のバイクに目を向け、おもわず息を飲んだ。


――格好いいバイク。




銀狼をイメージしたであろう黒のボディに金と銀で描かれた狼。


バイクに見とれてるあたしにぽんっとメットをあたしに被せる。



「乗れ」



そう言われヒョイッと飛び乗る。蓮を見ると驚いていた。



『何?』


「…バイク乗りなれてるんだな」


言われからハッとする。隼人にも同じ事を言われた気が。もう、癖になっちゃったから、どうすることも、出来ないな。



『兄貴に乗せてもらってた』



とりあえず隼人同様に誤魔化した。



「そうか」



蓮はそれだけいうとバイクを走らせた。