紅龍〜過去に囚われし少女〜




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それから倉庫でゆっくり話していた。


みんなの、好きな食べ物とか趣味とか。短時間でいろんな事を知れた気がする。





「美桜、時間大丈夫か?」



蓮に言われ時計を見ると、もう10時になるところだった。一人暮らしだから全然大丈夫だけど、そう言ったら面倒なことになる気がする。



『あぁ、もう帰る』


「送る」


『いや、大丈夫』


「だめだ…」



家、あまり知られたく無いんだけどな。総長さんは意外と頑固そうしこれは何度言っても無理そうだ。


しょうがない、こっちが折れるか。



『…わかった』



しぶしぶとそう言うと、ぐいっと腕を引っ張られ体が前のめりになる。