紅龍〜過去に囚われし少女〜




『―…でも、』



あたしの一言で皆の視線が一気に集まる。



『あたしは、守られるだけなんて嫌だ。皆がピンチのときはあたしも皆を守るから―…』



正直な気持ちを伝えた。だって、守られるだけじゃ嫌だから。あの時みたいになってからじゃ遅いんだ。



「フッ、上等だ。今日からお前は狼姫だ」



狼姫か…。まぁ悪くないかな、なんて。



『よろしくね、皆』


「よろしく!!」


「俺等が守るぜ」


「よろしくお願いしますね」


「…よろしく」



あたしとみんなの声が、幹部室に喜びの声が響いた。