紅龍〜過去に囚われし少女〜




「…美桜」



後ろから、陽向とは違うハスキーな声が聞こえた。あぁ、この声は――…、



『ん、何?…蓮』



蓮だ。なんでだろう、すごく落ち着くんだよね。



「あぁ、話がある。座れ」



蓮が指差したのは白いソファーだ。巧が座ってる横がちょうど空いている。あたしは、そこに座った。

皆が座ったのを確認してさっそく話題を持ち出した。



『で、話は?』



まぁ、だいたい予想つくけど。





「……姫になれ」