紅龍〜過去に囚われし少女〜




「こいつは、俺らの総長のお気に入り!」



そういって人懐っこい笑顔でニカッて笑う。うん、女の子はこれに落ちるんだな、多分。



『一ノ瀬美桜です』



「「美桜さん、よろしくッス!」」



フフッ、なんか懐かしいな。どうしてもあの頃を、思い出してしまう。こういう雰囲気は、やっぱ忘れられない。



「じゃ、俺等は二階行くか!」


「うん」



二階ってことは幹部室かな。階段を上がると、やっぱり幹部室らしきところの前に着いた。