ピピピピピピ…カチッ


ベッドの横で五月蝿く鳴る目覚ましを止める。




『んー、』



腕を上に上げておもいっきり伸ばしていると、



ドタドタドタドタ…、



家中に足音が響き渡る。


うん。階段壊れそうなんだけど。毎回毎回、朝っぱらから五月蝿くしないで欲しい。


そろそろ来るな、そう思い後ろを向く。



ガッチャン!



そして、壊れそうなくらい勢いよく扉が開いた。