紅龍〜過去に囚われし少女〜




目の前には五人のイケメン君達がいた。いきなりのことすぎて、思わず目をパチパチした。




「あれー、初めて見る子!」


「本当ですねー」


「めっちゃ可愛いじゃん」


「誰…」


「…」



上から順に、可愛い、黒髪、チャラ男、眠そう、無口って感じ。あたしの第一印象は。


ていうか、何事ですか?転校生がそんなに珍しいの?なんなんだコイツ等。




すると、



「ねぇねぇ!名前なんて言うの?」



可愛い系の子が聞いてきた。