愛して愛されて…

「もう、相変わらずらぶいんだから!!!!」

「違うってば~。」

「何が違うんだよ。こいつは俺のだっつの。」


琉生ってば何いっちゃってんの!?!?

第一うちら付き合ってもないのに、"俺の"なんておかしいでしょ!?!?


「ちょ、琉生!!」

「んだよ。イーじゃン別に。それに俺、今後もお前を誰にも譲らないし。」

「勝手に決めんな~っ!!!」


朝、このあと言い合いになったことはいうまでもなく。



「おはよ。」

クラスの友達に挨拶をして自分の席に向かう。


「おいおい、今日も熱々だったなぁ。」

「やめてよ。私はそんなん思ってないもん。」


クラスの男子の冷やかしについ言い返す。


「ちょっと、真希。」

「千鶴。わかってるんだけどな~。」



もう。
絶対にあいつのせいだよ。