「彼氏ほしいなら花形さんあげるよ」 「藍那のお古は誰もいらないよっ。柚衣はその気になればいつだって彼氏の一人や二人できるんだから。ねっ?」 「あはは」 「頑張りなよ。じゃあそろそろ帰るね。お先」 「お疲れさま〜」 「あ!!あたし、店長に早めに休憩終われって言われてたんだった!!先戻るね!!」 「わかった」 さっきまで騒がしかったスタッフルームが嘘みたいに静まり返った。