「またまた〜。圭くんといい雰囲気だったくせに〜」 「違うってば〜」 ほんとに違う。 向こうが勝手に近づいてきただけ。 「あ、神碕さんは?あの人、絶対柚衣のこと好きだって」 神碕さん。 わたしの通っている高校の卒業生で、今は結構有名な大学の2年。 わたしの初バイトの日に休憩室で高校の話をして、話しやすいなって思った人。