「だから、柚衣ちゃん」 「真面目に答えて」 「柚衣ちゃんがいい」 ベットから起き上がり、まっすぐわたしの目を見て言う海の目は真面目だった。 不覚にもドキッとしてしまった。 「はい?」 「…柚衣がいたらいいってこと。柚衣が俺のそばで柚衣らしく笑ってくれてたらそれでいい」 「海……」 ちゃんとしたこと……言えるんじゃん。 泣きそう……