「なあ、真希」
お嬢様がここを出て行った直後、お茶などを片づけていたわたしに廉が近付いてきた。
ちなみに、曽良がつまらなくなったのか失踪してしまい、十夜は風邪とか何とか言って帰ってしまい、一番信用を得ているためか、楓はお嬢様を送りに行った。
つまりこの室内はわたしと廉、二人だけなのだ。
「んー、何?」
ティーカップを割らないように注意するためには、廉に目は向けられない。
「お前の考えてること、成功すんの?」
廉の問いに、固まってしまった。
成功するか、どうか……。
正直不安だった。
でも、楓はこの意見を採用してくれた。
馬鹿なわたしの考えにのってくれた。
「…成功させたいっていうか、させるよ。だから、わたしに力を貸して?」
この帰宅部メンバーが力を合わせれば怖いものなんてない、とわたしは思っている。
普段は何だかんだ言ってるけど、最高で最強なかけがいのない仲間達なのだから。

