しかし 幸せな日々は続きません。

私を探しに屋敷の追っ手が参りました。

なぜだかは わからないのですが

追っ手は私の居場所が

すぐにわかったらしく

久道様の家に押しかけてきたのです。

久道様は 私を守るため

『お逃げください!』

『でも 久道様が!!』

『私は大丈夫です。

 私はあなた様を

 命をかけてでも守りたいのです。』

そう言って私を

裏の出入り口から

逃がしてくださったのです・・・。