いくらなんでも言い過ぎだろう。 俺はそう思って 目つきの悪い女を もう1度 上から下まで見た。 キラッ ・・・ん? 右手に 刃物のようなものが見える。 「なんだ。久道。 桜を守る気か。お前は最後まで・・・。 さっさと桜から離れろ! さもなくば・・・殺す。」 えぇぇぇぇええええ!? 俺が殺されそうなんですけど。 「お前が死なぬなら 妹に死んでもらう。」 「い・・・妹!?」