「そんなわけないだろ!?」

男子の安堵するため息が漏れている。

「そんなはず ありません!!

 あなた様が運命のお方です!!

 あの・・・千年前のこと

 覚えていらっしゃらないのですか?」

「は・・・はぁ!?

 千年前!?

 覚えてるわけねえだろ。

 てか生まれてもないし。」

「生まれていない!?

 そんなわけは ございません。」

「・・・。

 めんどくせぇから あっち行ってくんね?」