「ですよね?」 「・・・え。」 気がつくと 彼女が俺の目の前にいる。 男子の冷たい視線を感じる。 「お気づきになられてますよね? と聞いているんです。 久道 光様。」 「な・・・なぜ俺の名前を・・・。 っていうか・・・気づくって 何を?」 「おとぼけになられないでください。 あなた様が私の 運命のお方じゃありませんか。」